Backjump#3 Talk
以前ShiftにもかいたBackjumpの第3回目が現在開催中。
で、オープニングには行けなかったんだけど、この前のトーク(7月10日の回)に顔を出して来た。
http://www.backjumps.org/live_issue_3.php
お目当て、というかプレゼンテータのひとり、Naomi Tereza Salmonは、前ゼメスターでは何個かのゼミをともにした仲なので、行かないわけにはいかないでしょ、という事情もあった。でも、それ以前に、彼女のプロジェクトはなかなかイカしているのでここはぜひとも彼女の話を直接聞いてみたいものだ、そういう興味もあったのだ。
ポリティクスとしてのストリートアートを読み解く、というなんとも野心的な試みなんだけど、彼女の観察と記録、その行為自体がヨーロッパというコンテクストの上に成立している、その点がとても興味深いと思った。ヨーロッパ、いいかえるならストリートアートに寛容というか、まだまだ実行の余地がある、と言う所だろうか。
http://www.be-an-artivist.net/
結局の所、彼女のプレゼンテーションの後半部分にしか行けず、あんまりちゃんと聞けなかったのだが、パフォーマンスのビデオ?はパンチが聞いていて中々面白く、popな彼女の側面が出ていてとても楽しめた。
また Ronen Eidelmanのプレゼンがこれまた興味深かった。webで色々探してみたけど見つからず、なんだけど、イスラエルのガザ地区やエルサレムにある壁をアートに利用して、そこを一種の政治空間にすら変えてしまう、という様々な取り組みを紹介していた。あと、イスラエルではデモンストレーションが一種の自己表現の場と化していて、まぁある意味コスプレ(といっても政治テーマをモチーフにした仮装、と言った方が正しいかも)してデモ、みたいな。ある意味のんびりした光景で、健全な風景だなぁと感心してしまった。